【韓国ビザ】ビザ種類別の必要書類、領事館予約

特定の目的や、90日以上滞在したい際に必要なビザ。

韓国留学や韓国長期旅行をしたいけど、自分が何のビザが適応なのかわからないという方もいるかと思います。

最適なビザを知らずに取ってしまい後悔したなんて話も聞きます。

そこで、自分がどのビザを取得すればいいのか分からない方のために日本人(一般の方)がよく取得する9種類のビザについて解説していきます。

この記事で分かること
  • 最適なビザの選び方特徴
  • 種類別のビザの必要書類の準備
  • 領事館の予約方法

ビザの申請は完全に自分でネットで調べて書類を準備し、領事館では提出するだけの状態で行かないといけないので、間違わないように自分でよく調べていく必要があります。

目次

観光ビザ(90日以下の観光現在ノービザ)

現在、パスポートを所持していれば90日以内の観光はビザは取る必要がなくなりました。

語学堂の短期語学研修も90日以内であればノービザ(ビザなし)で渡韓することが出来ます。

H-1 ワーキングホリデービザ

ワーホリビザは最長1年間、韓国で働きながら観光ができるビザで、18歳以上25歳以下(やむを得ない事情と判断される場合は30歳まで)が申請できます。 

ワーホリビザで語学堂に通うことも可能です。

就労の自由が効くビザですが、1つの国あたり1回しか発行されないので語学堂に通う方は先に語学研修ビザを使った方が良いです。

【ワーホリビザ 必要書類】

共通書類

  1.  査証発給申請書
  2. パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)原本とコピー(写真ページ見開き一枚)
  3. カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景:白、6ヶ月以内に撮影したもの)
  4. 現住所地が確認できる住民票(原本)または運転免許証マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面) *保険証は不可

+ワーホリビザの場合

  1. 旅行日程及び活動計画書 #指定様式ダウンロード*韓国語、日本語、英語の内選択
  2.  残高証明書(30万円以上、1ヶ月以内の原本)*本人名義、普通口座
  3. 往復航空券(搭乗者名、航空便名、帰国日が出発日より6ヶ月以降のもの)*40万円以上銀行残高証明書を提出する場合は提出不要
  4. 在学証明書、又は最終学歴証明書(卒業証明書など、1ヶ月以内の原本)

日本以外の国籍の場合、日本で2年以上滞在した方のみ申請可能 

  • 在留カード(残存期間:韓国からの出国日より3ヶ月以上)
  • 在留カード両面コピー1枚
  • 下記の在留資格による追加書類

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

領事館によってはホテル予約確認書が必要だと言われることがあります。(神戸)

ワーホリビザ必要書類 公式

JALはキャンセル無料なので、入国予定日が未定の方はJALで航空券を取ってビザ申請に使い、予定が決まったら格安航空券で取り直すのもありです。(40万円以上の銀行残高証明書を提出する方は往復航空券の提出不要。)

ワーホリの計画書は目的と帰国後の計画でそれぞれ700字書かなくてはなりません。

活動計画書に書くことを悩んでいる方は私がビザ取得できた例文を参考までにどうぞ

「領事館の予約方法」は後半で解説しています!

ワーホリビザ 注意点

  • 1つの国あたり1回しか発行されない
  • ビザがおりてからワーホリ前に旅行目的の渡韓はできない。(ビザがその日から消費されてしまう)
  • 90日間は帰国できない。
  • 入国した日から1年以内
  • 銀行残高証明書は2週間ほどかかるので、領事館を予約する1週間前くらいには申請しないと間に合いません。
  • 提出した住民票は返ってこない。

D-4 語学研修ビザ

D-4 語学研修ビザは大学付属の語学堂、国公立の教育機関、民間の語学学校などで学ぶ目的で91日以上滞在する際に必要です。

大学への正規留学はまた違うビザなので注意

D-4(一般研修ビザ)でも入国半年目から、資格外活動申請をしてからアルバイトなどを開始することができます。

【語学研修ビザ 必要書類】

共通書類

  1.  査証発給申請書
  2. パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)原本
  3. パスポートのコピー(写真ページ見開き一枚)
  4. カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景:白、6ヶ月以内に撮影したもの)
  5. 現住所地が確認できる住民票(原本)または運転免許証マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面) *保険証は不可

+語学研修ビザの場合

  1. 標準入学許可書*コピー可、有効期間:発効日より3ヶ月以内
  2. 教育機関の事業者登録証の写し又は固有番号証のコピー
  3. 在学証明書又は最終学歴立証書類( 1ヶ月以内の原本)
  4. 財政立証書類 (米貨5,000ドル程度)1年間(語学研修6ヶ月)の財政能力(登録金 +滞在費)の立証可能なもの
  5. 研修計画書(講義時間表、講師構成表、研修施設等の内容を含む)

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

語学研修ビザ必要書類 公式

語学研修ビザ 注意点

  • ビザの入国日より早めに入国はできない
  • (日本の)卒業証明書を取る→(語学堂申込)標準入学許可書→ビザ申請 ※卒業証明書の1ヶ月以内の原本の提出を求められるのでスピーディーに申請していかないと間に合いません。
  • 銀行残高証明書は2週間ほどかかるので、領事館を予約する1週間前くらいには申請しないと間に合いません。

留学生アルバイト前に必須!資格外活動申請の仕方はこちら

D-2 留学ビザ

留学ビザは韓国の専門学校、大学、大学院に正規留学する、または日本の大学から交換留学生として行く際に必要です。

語学堂とは違うので注意してください。

【D-2 留学ビザ 必要書類】

共通書類

  1. 査証発給申請書
  2. パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)原本
  3. パスポートのコピー(写真ページ見開き一枚)
  4. カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景:白、6ヶ月以内に撮影したもの)
  5. 現住所地が確認できる住民票(原本)または運転免許証マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面) *保険証は不可

+留学ビザの場合

  1. 標準入学許可書(大学総・学長発行)
  2. 教育機関の事業者登録証の写し又は固有番号証のコピー
  3. 最終学歴立証書類( 1ヶ月以内の原本)
  4. 財政能力立証書類 (1年間の登録金及び滞在費に相当する金額 )

留学生の場合は

  • 日本の所属大学長が発給した推薦書
  • 交換留学生である事を立証する書類(招待大学の公文、大学間で締結した学生交流協定書等)
  • 1学期以上を修学した事を立証する書類 (本国大学の在学証明書等)

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

留学ビザ必要書類 公式

D-7 駐在ビザ

駐在ビザは韓国へ駐在する場合に取得するビザで、日本または韓国以外の国の企業・団体に1年以上勤務している方で、所属する企業の韓国現地関連法人・支店・韓国の本社などに派遣される方のみが申請できる事業に関するビザです。

これから韓国で現地法人の立ち上げをする際には利用できません。

駐在ビザ 申請の流れ2パターン】

  1. 現地法人にて代理人が出入国管理事務所に出向いて申請を行い、「査証発給認定書/査証番号」を取得。その認定書を日本に郵送して、赴任者本人が日本にある韓国大使館に出向き、ビザを取得する。
  2. 赴任者自身が、一旦韓国に入国してから、自身で出入国管理事務所に出向いてビザ申請を行う。

どちらの方法にしても、入国後90日以内に外国人登録を行うために出入国管理事務所に出向く必要があります。

  • 就労、事業に関するビザはおりるのに1ヶ月~1.5ヶ月ほどかかります。
  • 代理人に申請を依頼する場合は、委任状や代理人の身分証が必要です。

【D-7 駐在ビザ 必要書類】日本で申請する場合

共通書類

  1. 査証発給申請書
  2. パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)原本
  3. パスポートのコピー(写真ページ見開き一枚)
  4. カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景:白、6ヶ月以内に撮影したもの)
  5. 現住所地が確認できる住民票(原本)または運転免許証マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面) *保険証は不可

+駐在ビザの場合

  1. 派遣命令書および在職証明書
  2. 履歴書または経歴証明書
  3. 事業者登録証のコピー
  4. 納税証明書
  5. 招請事由書
  6. 営業資金導入実績の証拠書類(事業計画書など)
  7. 韓国の事務室賃貸借契約書のコピー
  8. 日本本社の登記簿謄本
  9. 設置許可書 のコピー(支社または連絡事務所の場合)
  10. 登記簿謄本(支社の場合)

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

D-8 企業投資ビザ

企業投資ビザは韓国で現地法人を立ち上げる際に必要なビザです。

このビザを取得できるのは、外国人投資企業の経営者・管理者、優秀な技術力を持つベンチャー企業の設立者などに限ります。

滞在期間の上限は2年または5年です。

【D-8 企業投資ビザ 必要書類】

共通書類

  1. 査証発給申請書
  2. パスポート(残存期間:申請日より6ヶ月以上)原本
  3. パスポートのコピー(写真ページ見開き一枚)
  4. カラー写真1枚(3.5×4.5cm、背景:白、6ヶ月以内に撮影したもの)
  5. 現住所地が確認できる住民票(原本)または運転免許証マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面) *保険証は不可

+企業投資ビザの場合

  1. 招請事由書
  2. 派遣命令書および在職証明書
  3. 履歴書または経歴証明書
  4. 外国人投資企業登録証のコピー
  5. 事業者登録証のコピー
  6. 登記簿謄本
  7. 納税事実証明書または営業資金導入実績書類

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

詳しくは必ず領事館の公式サイトで調べてみてくださいね!

D-9ビザ 貿易経営

あまりにも必要書類が多いので公式サイトを貼っておきます。

駐大阪大韓民国総領事館 D-9ビザについて

E-1〜E-7 就業ビザ

  • 教授(E-1ビザ)
  • 会話指導(E-2ビザ)←日本語教師
  • 研究(E-3ビザ)
  • 技術指導(E-4ビザ)
  • 専門職業(E-5ビザ)
  • 芸術興行(E-6ビザ)
  • 特定活動(E-7ビザ)←韓国現地採用

韓国の企業に就職する際はE-7ビザであることが多いです。会社側が「外国人労働者の身元保証」と「韓国人ではなく、日本人を採用しなければならない理由を立証」しなければならず、ビザ取得の難易度は高いです。

また、E-1〜E-6で1年以上滞在している方は、「点数制(年齢、学力、経済力、韓国語能力などを点数化)による居住、永住資格付与制度」により居住(F−2ビザ)に変更できます。

韓国で就職する際は就業ビザを発給して貰えるか聞いてみましょう。

就業ビザにはアポスティーユが必要なので外務省のサイトで確認してください。

外務省アポスティーユについて

日本に帰れずアポスティーユを発行できないとうい場合は日本の親族に委任状を送って代理でしてもらうか、代行業者に依頼します。

F-6 結婚移民ビザ

韓国人と結婚して韓国に住む人に必要なビザです。

結婚移民ビザを取得して2年以上韓国滞在すると永住ビザを申請できます。

【F-6 結婚ビザ 必要書類】

  1. パスポート
  2. 韓国人配偶者のパスポートコピー
  3. 韓国人配偶者の家族関係証明書
  4. 韓国人配偶者の婚姻関係証明書
  5. 韓国人配偶者の住民登録謄本
  6. 韓国人配偶者の基本証明書
  7. 信用情報照会書
  8. 所得要件関連書類
  9. 住居要件関連書類
  10. 意思疎通関連書類
  11. 日本の戸籍謄本(婚姻届後の新戸籍)と韓国語訳
  12. 身元保証書
  13. 結婚に至るまでの経緯と写真
  14. 飛行機の予約確認票
  15. パスポートサイズのカラー写真

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

F-5 永住ビザ

結婚移民(F-6ビザ)で韓国滞在が2年を超えると、永住権を申請できます。

こちらは、韓国にある出入国管理事務所で申請します。

【F-5 永住ビザ 必要書類】

  1. パスポート
  2. 外国人登録証
  3. 証明写真
  4. 身元保証書
  5. 財産関係証明書
  6. 韓国人配偶者の住民登録謄本
  7. 韓国人配偶者の婚姻関係証明書
  8. 韓国人配偶者の家族関係証明書
  9. 犯罪記録証明(アポスティーユ付き)
    →在韓国日本大使館で取得、もしくは日本の警察署で取得後、外務省でアポスティーユを付ける
  10. 韓国人配偶者の勤務先の源泉徴収票
  11. 手数料、印紙代

※領事館によって必要書類が多少違うので公式サイトで要確認

韓国語能力試験を受けなければならない場合もあります。

領事館の予約

領事館の予約毎週水曜日の9時過ぎ〜1週間分の日程が公開されます。

10時と書いてありましたが、実際9時半くらいに日程公開が始まっていて驚きました。

現在(2022年12月)はそれほど混雑しておらず9時〜10時半くらいに領事館サイトにログインすれば確実に予約できます

領事館の予約日時、場所、予約方法については以下でまとめています。

韓国語が読めなくてOK!画像付き領事館サイトの予約の仕方

全国 領事館・大使館の場所 管轄地域

領事館は基本、住民票がある場所でしかビザは取れません

どうしても住民票がある実家が遠いから帰れない、事情があって住民票を移せないという方!私は電気代の支払い明細学生証の住所を見せて住民票とは違う都道府県の領事館でビザを発行してもらいました。

スクロールできます
公館名住所管轄地域連絡先
駐大阪
総領事館
542-0086
大阪市 中央区 西心斉橋 2-3-4
大阪府, 京都府, 滋賀県, 奈良県, 和歌山県TEL : 06-6213-1401~5
FAX : 06-6213-0151
駐福岡
総領事館
810-0065
福岡市 中央区 地行浜 1-1-3
福岡県, 佐賀県, 長崎県, 大分県, 態本県, 宮崎県, 鹿児島県, 沖縄県TEL : 092-771-0461~2
FAX : 092-771-0464
駐名古屋
総領事館
450-0003
名古屋市 中村区 名駅南 1-19-12
愛知県, 三重県, 福井県, 岐阜県TEL : 052-586-9221~3
FAX : 052-586-9286
駐広島
総領事館
732-0805
広島市 南区 東荒神町 4-22
島根県, 広島県, 山口県, 愛媛県, 高知県TEL : 082-568-0502~3
FAX : 082-264-2655
駐横浜
総領事館
231-0862
横浜市 中区 山手町 118
神奈川県, 静岡県, 山梨県TEL : 045-621-4531~2
FAX : 045-624-2963
駐新潟
総領事館
950-0078
新潟市 中央区 万代島 5-1 万代島ビル8階
長野県, 新潟県, 富山県, 石川県TEL : 025-255-5555
FAX : 025-255-5506
駐札幌
総領事館
060-0002
札幌市 中央区 北二条西 12-1-4
北海道TEL : 011-218-0288
FAX : 011-218-8158
駐仙台
総領事館
980-0001
仙台市 青葉区 上杉 1-4-3
青森県, 秋田県, 岩手県, 山形県. 福島県, 宮城県TEL : 022-221-2751~3
FAX : 022-221-2754
駐神戸
総領事館
650-0004
神戸市 中央区 中山手通 2-21-5
兵庫県, 鳥取県, 岡山県, 香川県, 徳島県TEL : 078-221-4853~5
FAX : 078-261-3465
駐日韓國
大使館
106-0047
東京都 港区 南麻布 1-7-32
東京都, 千葉県, 埼玉県, 栃木県, 群馬県, 茨城県TEL : 03-3455-2601~3
FAX : 03-3455-2018
領事館の場所

領事館ごとに必要書類が若干違ったりもするので、ビザの必要書類自分が申請する領事館、大使館の公式サイトでも確かめてください。

駐大阪大韓民国総領事館サイト

管轄地域案内 公式

91日以上滞在する場合は外国人登録が必須

韓国に91日以上滞在する人は、外国人登録を必ずしなければなりません。

まず、Hi Koreaのサイトで訪問予約は入国前にできます

外国人登録証がないとエージェントなしで家を借りたり携帯のSIMを基本は契約できないので、出来るだけ早く済ませてしまいましょう。

 Hi Korea:https://www.hikorea.go.kr/Main.pt

外国人総合案内センター1345に電話し、必要書類を確認の上、予約日時に管轄の出入国管理所に行き手続きします。

外国人登録前に契約できるSIMについてはこちら

ビザの延長や変更方法

ビザの延長

ビザの期限を超えて滞在をする場合は、延長申請を行います。期日に余裕を持って滞在期限が切れる前に行ってください。

こちらもHi Koreaのサイトで訪問予約をします。

外国人総合案内センター1345に電話し、必要書類を確認の上、予約日時に管轄の出入国管理所に行き手続きします。

ビザの変更

滞在資格が変更になる場合は、ビザの変更を申請しなければいけません。

例えば、語学研修を終えて大学に留学する(D-4 → D-2)。日本語教師として働いていたが、韓国人と結婚することになった (E-2 → F-6)のような場合です。

こちらもHi Koreaのサイトで訪問予約をします。

外国人総合案内センター1345に電話し、必要書類を確認の上、予約日時に管轄の出入国管理所に行き手続きします。

1年以上韓国を離れる場合は再入国許可が必須

韓国を一年以上離れる場合は、韓国出国前に再入国許可を受けましょう。※永住(F-5)の人は二年離れる場合

こちらもHi Koreaのサイトで訪問予約をします。

外国人総合案内センター1345に電話し、必要書類を確認の上、予約日時に管轄の出入国管理所に行き手続きします。

まとめ

ビザを申請する際の「必要書類」と「取得するまでの流れ」を解説しました。

ビザの延長や変更したくなった時のためにもぜひブックマークなどに保存しておいてください。

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